支援先プロジェクト紹介

エル・システマジャパン

Update:2018年5月25日

エル・システマジャパンに支援することを決定しました。

エル・システマジャパンについて

エル・システマジャパンは、東日本大震災後の2012年に創設され、地方自治体との協力のもと、「音楽を通して生きる力を育む事業」を実施しています。
エル・システマ(El Sistema)は1975年にベネズエラのホセ・アントニオ・アブレウ博士によって始められた社会変革を目指した音楽教育プログラムで、経済的状況や障害の有無にかかわらず、希望する子どもが誰でも無償で参加することができます。日本では、福島県相馬市、岩手県大槌町、長野県駒ヶ根市、そして東京都においてオーケストラやコーラスの他、学校への音楽支援、国内外のアーティストとの交流など、それぞれの地域に応じた活動を展開しております。子どもたちにとって、仲間と一緒に音楽を作り上げることは大きな喜びであり、協調性や規律、目標に積極的に取り組んでいく姿勢などが育まれます。エル・システマジャパンでの活動が、子どもたちにとって希望や誇りをもって自らの人生を切り開いていくためのきっかけとなることを望んでいます。

地域のイベントで演奏する大槌子どもオーケストラ(©FESJ/Takaaki Dai/2016)

相馬子どもオーケストラとの合同夏季学習会(© FESJ/Mariko Tagashira /2017)

具体的な事業「音楽を通して生きる力を育む事業」

東京での初めてのコンサート(© FESJ/Mariko Tagashira /2017)

岩手県大槌町では、震災から6年が過ぎた今でも、大槌の多くの子どもたちは貧困、一人親家庭における不安定な状況等、様々な困難に直面しています。こうした中、子どもたちが、安らぎを感じ、音楽を通じて仲間とともに楽しい時間を送り、困難を乗越えるための生きる力を育んでいけるようなプログラムを実施しています。具体的には、町内の2つの子どもセンターにてそれぞれ放課後に週2回、週末は公民館にて「大槌子どもオーケストラ」としての活動を行い、子どもたちが弦楽器の演奏やアンサンブルを学ぶ場を提供しております。この活動には、2017年3月現在で未就学児から中学生まで、37名の子どもが参加しています。年に3〜4回実施する仙台、東京をはじめとした町外での演奏機会や国内外のアーティストとの交流事業は、子ども達が前へ進んでいく刺激になっています。また、町内の小・中・高の吹奏楽部に年間を通してプロの奏者を派遣し、子どもたちがより高いレベルでの指導を受けられるよう支援しており、大槌町全体での裨益者は100名にのぼります(大槌町の子どもの1割強)。大槌町内で行われるイベントにも積極的に参加することで、子ども達は地域と強く繋がっています。

プロの奏者から指導を受ける大槌学園吹奏楽部・吉里吉里学園音楽部合同バンドのメンバー(© FESJ/Takaaki Dai /2017)

放課後教室の一コマ(©FESJ/Urara Sakurai /2017)

更新情報

  • Coming Soon

団体概要

団体名

一般社団法人エル・システマジャパン

代表者

菊川 穣

ミッション

共創の音楽で子どもたちに生きる力を、地域に活力を

事業内容
  1. 相馬子どもオーケストラ&コーラス
  2. 大槌子どもオーケストラ
  3. 駒ヶ根子どもオーケストラ&コーラス
  4. 東京ホワイトハンドコーラス
設立年数

2012年3月23日

スタッフ数

本部・東京 4名、相馬 5名、大槌 2名、駒ヶ根 1名

ボランティアサポーター 50名

団体Webサイト

http://www.elsistemajapan.org/

TOP